そもそもハウスメーカーとは?
ハウスメーカーという言葉はよく耳にするものの、言葉の意味がよく分かっていないという方も少なくないでしょう。
実は、ハウスメーカーという言葉に正式な定義はないのです。住宅の設計から建設までを一社で担い、注文住宅を大量生産している会社をハウスメーカーと呼んでいるんですね。
特徴としては、住宅のサイズや基本仕様などについての認可を行政から一括取得していることが挙げられます。そのため、大枠が似ている注文住宅の大量生産が可能なんですね。
なので、ハウスメーカーだから良い悪いということはありません。住宅展示場やモデルハウスであなたに合った家があれば、そのハウスメーカーに依頼するのも1つの方法ですよ。
ハウスメーカーと工務店・設計事務所の違い
注文住宅を建てようとした時には、先ほど紹介したハウスメーカの他にも工務店や設計事務所へ依頼することが可能です。
ここでは、理想のマイホーム建設のためにもそれぞれの業者の特徴を理解しておきましょう。
まず、設計事務所とは建築家が所属する法人のこと。ハウスメーカーよりもデザインを重視した建築が可能で、見た目だけでなく快適性につながる空間デザインにも特化しています。
次に、工務店は昔ながらの大工・棟梁が発展した形と考えると良いでしょう。あなたのこだわりを詰め込んだ家を作るのに最適で、中には設計事務所を抱える工務店もあります。
あなたがどんな家を建てたいかによって、依頼する業者を決められるといいですよ。
ハウスメーカーの選び方
リサーチしたところ、大手と言われるハウスメーカーの数だけでも50社近く。インターネット上でも200社以上のハウスメーカーについて知ることができます。
ただ、あなたが最終的に依頼するハウスメーカーは1社です。これだけ多くては、数社に絞るのも難しいですよね。
そこで、理想の注文住宅建設に直結するハウスメーカーの選び方についてご紹介します。選ぶ基準としては、
- 建物の性能
- デザイン性
- 価格や手数料
など3点が挙げられます。それぞれ、分かりやすく解説していきますね。
建物の性能
まず、ハウスメーカーを選ぶのに重要なポイントが建物の性能です。耐震性などの安全設計はもちろん、長期間の生活を前提とした建築をしているメーカーを選ぶべきと言えます。
建物の性能の中には子どもの生活動線を意識した設計や、地域性に適した建築なども含まれます。
あなたの理想のマイホームに必要な建物の性能を実現できるハウスメーカーを選ぶようにしましょう。
デザイン性
ハウスメーカーを選ぶ際には、デザイン性もよく確認しておきましょう。デザイン性の中には、見た目だけでなく暮らしの快適性につながる空間設計も含まれます。
ハウスメーカーは大量の注文住宅を建築できるように、住宅の基本設計を統一しています。メーカーの中には、細かい間取りの調整が難しい場合もあるんですね。
なので、どのようなデザインにするか事前にイメージづくりをしておけるとハウスメーカー選びがスムーズになりますよ。
価格や手数料
理想の注文住宅づくりには、それぞれの家庭に予算があります。なので、ハウスメーカーを選ぶ際には価格や手数料にも注目していきましょう。
理想のマイホームをできるだけ費用を抑えて建てることができればベストですが、あなたに合ったハウスメーカーがなかなか見つからないということも。
まずは、こだわりたい部分と妥協できる部分を整理しておきましょう。
複数のハウスメーカーに見積もり出す際にも、内訳についてしっかり担当者に確認することで費用を抑えられる場合がありますよ。
ハウスメーカーおすすめ3選
高松市で依頼できるハウスメーカー3社をご紹介。特徴などを比較して気になる会社があれば、公式ページをチェックしてみてください。
一条工務店
「家は、性能。」をテーマに掲げ機能性の高い注文住宅を手がける一条工務店。質の高い暮らしを納得の価格で提供することをモットーにしている工務店です。
モデルハウスの仕様が標準仕様なので、実際に建物を見ると具体的なイメージができるでしょう。
一條工務店では住宅展示場・モデルハウスへの出展棟数も多いので、気になる方は1度足を運んでみるのがおすすめですよ。
住友林業
理想を叶える自由設計をテーマに掲げる住友林業は、木の質感に深くこだわるハウスメーカーです。
大手ハウスメーカーの中でも坪単価は決して低くありませんが、あなたのこだわりを詰め込んだマイホーム建築が可能ですよ。
もちろん、住友林業では木造建築に不安な火災や耐震性能もしっかりと備えています。こだわり抜いた家で長期間安心して暮らしたいという方におすすめのハウスメーカーですよ。
積水ハウス
創業以来、240万戸以上の住まいを提供してきた積水ハウス。一邸一邸ちがう理想の暮らしに向き合うという考えを主軸に、多様なライフスタイルに適応した住宅を提供しています。
ライフステージに合わせた住宅設計が特徴で、子育てや二世帯住宅の建築に向いているハウスメーカーと言えるでしょう。
長期保証制度やメンテナンスなど、アフターケアも充実しているので安心して建築を以来できますよ。
ハウスメーカーを選ぶ際の注意点
これまで、ハウスメーカーの選び方や実際のハウスメーカー3社について紹介してきました。最後に、ハウスメーカーを選ぶ際の注意点をご紹介します。
特に注意すべき点としては、住宅の理想やイメージづくりをせずにハウスメーカーを決めないということです。
高松市でも依頼できるハウスメーカーは多く、数社に絞るのにもかなりの時間を要するでしょう。
基本設計が統一されているハウスメーカーだからこそ、間取りの調整等が難しい場合もあります。まずは理想の住宅のイメージができてからハウスメーカーを選んでみてください。
まとめ
今回は、ハウスメーカーと工務店や設計事務所の違いや選び方について解説しました。ハウスメーカーの選び方について振り返ると、
- 建物の性能
- デザイン性
- 価格や手数料
上記3つのポイントを押さえてハウスメーカーを決める必要があります。
それぞれのハウスメーカーでかかる費用や特徴はさまざまなので、あなたの理想やイメージに合ったハウスメーカーを見つけてみてください。
この記事があなたの理想の家づくりの一助となれば幸いです。